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おふくろの事

 今年の11月3日で89歳なんだよね。
 でも先月肺炎をこじらせて10回目の入院、妹も「今回ばかりは危ないかも」と言うので
急いで病院に見舞いに行ったのさ。
 40度の熱が下がらず体力使い果たしてぼんやりしていた。
 「俺が分かるか?」
 「うん」
 「名前言うてみ」
 「hide」
 「頭は大丈夫みたいやな」
 「あんたよりいい」
 「あほか」
 看護師さんも「絶食してもらってるから体力が少し落ちてらして」と言う
 「おふくろ、腹減ってるか?」
 「フルーツが食べたい」
 そこで看護師に与えてもよいか否か聞くが誤嚥で肺炎になってるから無理という
 「あんたが死んだらお供えで出してやるわ」
 「むごい(笑)」
 見舞いの帰り際に
 「また来るわ」と言うと
 「もうこれでアンタには会えん気がする」
 「あと1回分は頑張って生きてな」
 と言って顔を見ると少しだけにこっと笑ってた。
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 髪はザンバラ、顔色は悪く、目は奥目でどこにあるか分からんくらい小さくなってたが
精一杯の笑顔を作って名残惜しそうにしてた。
 
 今はどうにか退院して介護老人ホームにいる。
 オイラにしてあげれる事って何だろうと考えた。
 そこで毎週1通の手紙を出し続ける事にした。

 だからブログ更新が遅いというか、ほぼなくなっておるのだす。
 長い間離れ離れで暮らしてるのもあるけれど、見舞いに行ったりする訪問の時に親子の会話って
息子と母親ではなーんにも話す話題がないのよねぇ。
 何を話せばええんじゃ、と毎回思い結局ものの数分で帰ってきてた。
 でも文章ならブログで鍛えてきたから次々と世間話を書き連ねる事ができる。
 ただ、毎週月曜日に色々モチーフをあれこれ考えて手紙にするまでにしっかり5日はかかる。
 だから現在過去未来をテーマに自分の事ばかり書いておるのぢゃ、母親はいつまでたっても
息子はどう過ごしてるのか気にかけてるから、それでええんぢゃと思っておる。
 一枚の写真からでも書ける話はどんどん脳裏を埋め尽くす。
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 たとえばこんな写真を見ていても同じ空間と時間を共有していたからワンコは実家の犬か?
とか妹はウンチ漏らしてたのか?俺の持ってる日本刀はおもちゃか?お袋の髪型はサザエさんを
まねたのか?とか色々出て来る訳さ。

 ま、そんな風でブログの更新は月1回しかできまへん。
 あしからずー('ω')


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by mackworld | 2017-09-30 23:12 | Comments(36)

あれから1年。

 サラリーマンを定年退職した男は、退職した翌日から自由人になって暫くは社会のあらゆる義務から解放され
「おー何をやっても自由ぢゃぁぁ」と気楽な日々を送る開放感を満喫できまする。
 でも、そんなもん「何もやらなくてもいい自由」という疎外感に必ずさいなまれる日々の連続になるだすな。
 オイラは最初の1年間は後輩のmental adviserを実践してたから毎日が少しばかりの義務感と緊張感があり充実しておりますた。
 去年の9月に彼女は38歳で伴侶と出会うことができ、mackschoolを無事卒業しました。
 相互間の会話が途切れるのは嫉妬深い旦那さんのお陰で仕方のない事ではありましたが、最近「離婚したい」などと愚痴のメールが来るようになり少し雲行きが怪しくなっておりまする。
 理由は極度の束縛で彼女が働きに出るのも買い物で外出するのもダメだしするからしく
 料理がまずいから作るななどとモラハラ受けてる様子、
 実家に帰って半年くらい放置すればよいのぢゃ、
 5歳も年下の33歳男と結婚などするから幼稚な男に対する処遇が分からんのだすな、メンヘラな病を抱えてたからストレス障害になるのはもうじきな気がするだす。


 あ、こんな話をする予定ではなかったのだった。
 去年の9月にオイラと親交の深かった高橋さん(当時72歳)が前立腺癌が進行して
膀胱癌+大腸癌で前から後ろから出血して亡くなったのを思い出したのだす。
 mackworaldでも去年報告したけどね。

 互いに自宅を行き来し、お袋の病院見舞いに自家用車で140kmを往復して遠征してくれた良き人でした。
 オイラの部屋で歌を嬉しそうに歌ってたのが去年の3月の事。
 半年でどんどん癌が進行しました、通常は前立腺癌は発見されても年配者の場合進行がとても遅いと言う事でオイラも油断してました。
 この頃はすでに大腸にまで転移していたのではないかと思われるだす。
 腰が痛そうに何度も座りなおしてカラオケしてました。

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 市立がんセンターに健診に行くよう何度も言ったのだけれど
 癌患者の大半は「まだ大丈夫」と思い込みたいらしく周囲がうるさく言っても行きません、
 首に縄つないで引っ張っていかない限り。
 彼は「俺はもう長くない」が口癖でありましたから
 体を切り刻まれて3年寿命を延ばすより短くても自由に車であちこち行く方を選択したのだす。
 彼は以前はタクシーの運転手やってましたから運転はスムーズで安心して同乗できるし会話は聞く耳を持ってるからとても良い話し相手でありました。
 最近こんな話を拾いましたので運転手さんがらみでご紹介。


 

 なかなか粋なお話でありまする。










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by mackworld | 2017-09-03 10:59 | Comments(24)